イギリスを代表するプロダクトデザイナーJasper
Morrisonの2001年までの作品を紹介した集大成本。また、「Everything but the walls」-壁以外のものを全てデザインする-は彼が自らのデザインを語った初めての本でもあり、プロトタイプを含め、過去の作品を写真、スケッチ、モリソン自身のの言葉で丁寧に解説している。デザインが辿り着く先には普通の生活があるのだが、デザインは新しい「刺激」を与えることである一般的な期待は生活のなかのリアリティとかけ離れてしまいがちである。それに反して、モリソンは「普通」の生活を丁寧に、より良く、ゆっくりと変えていく生活に密着したデザイン性を持っている。表紙は手に馴染みやすいファブリックを使っており、インテリアとしても欠かせない1册になっている。 |